私の実家の家はとても古くて、築70年以上は経
っていると思います
見た目はボロボロの掘建小屋のようですが、
家の中はリフォームをしているので外観との
差が激しい家です
若い頃は見た目ボロボロの家が嫌で恥ずかしく
て仕方なかったんですよ
だから早く家を出たくて仕方ありませんでした
リフォームを繰り返すよりどうして建て替えを
しないのかといつも両親に言っていましたね
この家は祖母が戦後に購入した家で、祖父は早
くに亡くなっていたので女手一つで家を買い子
供3人を育てあげました
大変な時代を生き抜いて凄く強い祖母だったと
今更ながら思います
明治生まれだった祖母はいつも着物姿でした
私が大人になっても変わらずで洋服を着ている
姿は見たことがありません
生活の知恵をたくさん持っている人でしたので
もう一度会えるなら色々な事が聞きたいです
苦労して手に入れた家だからなのでしょうか
建替えに関して両親が土下座してお願いしても
絶対許して貰えなかったと聞きました
祖母も父も亡くなり今は母が1人で住んでいる
家ですが、この先母もいなくなれば誰も住まな
いこの家は必要ないです
今になれば建替えもしなくてよかったと思いま
す
そこにお金を使わなかった分、億近い貯金はあ
ると聞かされました
いずれは更地にして売ろうと思っていますが、
生まれ育った家が無くなるのはやはり寂しいよ
うな気がします
ですが、もう数年後の話だと思いますので
覚悟を決めておこうと思います